東日本大震災発生から数日間、水道がとまりました。水道が使えないため町の皆さんは自宅から井戸まで水をくみに行き、寒空の中、3~4時間もポリタンクに水がたまるのを待っていました。
長く生きてきてこのような経験はもちろん初めてです。
不憫に思い、水がポリタンクいっぱいに貯まると水の組み上げを自動的にストップさせるシステムを作って設置してきました。
電気も十分に使えない状態でしたので、車のバッテリーに接続したインバーターからハンダゴテの電気をとって作った即席のシステムです。
寒空の中待たずに済むようになったので、町の皆さんから感謝の言葉をもらいました。こんな時でも少しはお役にたてたかなと少しうれしい気分でした。